プリンをつくる
2022.12.5
わたしは夜のお菓子作りがとても好きだ。
意気込んで作るのではなく、ふと思い立ってさらっと始めるのが好きなのだ。
外が暗くなり街が静かになってきたところにトントントン…シャカシャカ…と美味しくなるための音が響き、オーブンからの甘い香りでいっぱいになるあの時間が、とてもいい。
作ってる間は自然と集中しているし、出来たら達成感で満たされるし、見た目はかわいいし、味は甘くて美味しい、となるといいところしかない。お菓子作りはリフレッシュに持ってこいだと思う。
そんなわたしも元々は不器用で苦手意識があり、お菓子作りは得意ではなかった。コロナ禍でおうち時間が増えた時いかにおうちの中ですべてを完結できるかに勤しんでいて「甘いものが食べたい時は作ればいいのか」となったのがきっかけだった。
そこから今日に至るまで色々なお菓子を作ってきたのだが、今日はプリンの話を。
一口にプリンと言っても、ぷるんぷるんのゼリーのようなプリンから昔ながらの喫茶店にあるような固めプリンまで種類は様々。わたしは苦めカラメルの固めプリンが好きで、いかに理想のプリンに近づけるかを試しながら作っている(そしてなかなか難しい)。
プリンって、いざ作ろうとするとカラメルを作ったり蒸したりする工程があるので最初はかなり抵抗があるが、一度作ってしまえばこっちのもの。
カラメルは不安になるぐらい放置して大丈夫。焦げてきた!?と思うくらいで火を止めお湯を入れたらジュッとなってあっという間にカラメルが完成。
そしてプリン液は絶対に絶対に濾した方がいいと学んだ。口触りはなめらかであるに越したことはない。あとわたしは濾す作業が好きみたいでどんどんなめらかになっていく液を見ていつも惚れ惚れしている。美しい。
秋のあいだはかぼちゃプリンをよく作っていた。かぼちゃを潰す作業は、いくら柔らかくしてから挑んでも結構力も根気もいるので作っている間は一心不乱になれていい。
かぼちゃプリンは食感がもたつくので生クリームは入れた方がいいなと思っていたが、今日牛乳のみで作ってもうまくいったからあんまり気にしなくていいのかもしれない。
今日のプリン。