また、きとおくれやす
2023.1.19
京都来て気づいたこと。
ファミリーマートのATMでお金をおろすとき「いつもおおきに」と言われる。そして用が済んだら「また、きとおくれやす〜」と言う。毎回すごく京都に居る!って気分にさせてくれていた。
どうやらファミリーマートなどにあるE-netという機械で導入されていて、同じ京都内でも各地域によって異なる方言に設定されているらしい。
- 京都市以南は山城地域のことばで
「いつもおおきに」「また、きとおくれやす」
- 福知山市・綾部市・舞鶴市・京丹波町は奥丹波地域のことばで
「ようきてくれちゃったな~」「おおきに、またきてや」
- 亀岡市・南丹市は口丹波地域のことばで
「ようきてくれはったね」「おおきに、またきてや〜」
- 宮津市・京丹後市・与謝野町・伊根町は丹後地域のことばで
「ようきとくんなったな~あ」「おおきに、またきとくれ~な~あ」
とのこと。なんて細かいのだろう。
今ご当地ATMとなっているのは石川県、三重県、京都府、高知県、愛媛県、福岡県、宮崎県、沖縄県の全8府県で、京都のように各地域によって方言が細かく分けて設定されているらしかった。
そもそも京都にこんなに種類があるなんて知らなかった。確かに、京都出身の知り合いも住んでいる田舎の言葉はそんなに京都っぽい方言じゃないということを言っていたような気がする。場所によってこうも違うのか、ATMに勉強させてもらうことになるとは。
ちなみに音声は基本的に職員の声で、沖縄では期間限定で具志堅用高の声だった時もあったそうな。
他の地域のものも聞いてみたいので遠出した時は積極的にファミリーマートのATMでお金をおろそうと思った。