桜はまだかい
2023.3.19
母が京都に遊びにきてくれた。
本当は桜が見たかったようなのだが、まだ時期が早くあまり咲いていなかった。そんな中、二条城で桜のライトアップが始まっていたみたいなので、夜に見に行くことにした。もしかしたら咲いているのかも。
金曜日の当日券だったので入場料が1人2400円でお高めだった。
中に入ると、重要文化財である唐門や南門前に盛大な桜のプロジェクションマッピングが雅な音楽と一緒に映し出されていた。
暗く周りもよく見えないながらにも、桜が1つも咲いていないことがわかる。
(もしやこれ、桜が咲いていないかわりにこの桜のプロジェクションマッピングで桜気分満喫してねってこと...?か...?)と思い始めてきた。
母と疑心暗鬼になりながら奥に進むと、プロジェクションマッピングがなくなって静かになった場所に桜が咲いていた。
「咲いてた〜〜〜〜!」と二人のテンションが一気に上がった。よかった、咲いてて。
桜は何種類か咲いていたが、その中でもいままでに見たことのないような濃い色の「寒緋桜(かんひざくら)」という名前の桜が印象的だった。
最近暖かくなったと思ったらまた寒くなってきて、春なのかなんなのか人間のわたしもわからなくなってきたのできっと桜も戸惑っているんだろう。京都の街がピンクに色づくのが待ち遠しい。