ゴッホアライブ
2023.4.2
兵庫県立美術館に行ってきた。
ここでは3.18-6.4の期間でゴッホの展示「ゴッホ アライブ」が開催されていた。
「全世界850万人が感動した、5巻で体験する没入型展覧会」と書かれていてずっと気になっていたのだが、もしかしたらチームラボ系のいわゆる"映え"な演出なのではと半分警戒しながら向かった。
決してチームラボを否定しているわけじゃなくて、単純にゴッホの絵の世界をどれだけ堪能できるかと楽しみにしていたので、演出重視だとがっかりしてしまいそうでそれだけが気がかかりだった。
階段を上がり中に入ると、ファンゴッホの寝室が再現されたブースがあった。よくできてる。
壁のカラーや文字、絵の配置までこだわり抜かれた空間を抜けて中に入った瞬間驚いた。
中には大きさや比率も様々な縦向きと横向きのパネルが設置されていて、そこに音楽と共に絵が映し出される。その演出、パネルの設置の仕方含む空間の魅せ方、全てにおいて完璧で本当に素晴らしかった。
もちろんゴッホの絵も素晴らしい。
こんなに色んな絵を描いていたんだなあ知らなかったな…と思うような作品も沢山見れてよかった。
演出で、絵の空が動いたり、風車が動いたりするものもあって純粋に現代の技術の進歩に驚いたが、これはゴッホが見たら怒るのかそれともわたしと同じように驚くのかどっちかなあなんて想像しながら観た。
メインのブースを出ると、一面ガラス張りの部屋にひまわりが敷き詰められた空間が。先ほどの暗く圧巻される空間とはまた違う演出に心奪われる。
お土産もかなり豊富で、楽しかった。わたしは「夜のカフェテラス」の絵柄が入った傘を買った。めちゃくちゃに可愛くてかなりお気に入り。絵柄入りの傘を持つのは初めてなので使うのがとっても楽しみ。
最初から最後までゴッホへの愛を感じた。おかげで堪能できたしゴッホの世界に包み込まれるような時間を過ごすことができたとってもいい展覧会だった。