炎の大聖堂
2023.4.9
期間中にしか入会できない京都シネマの会員募集が始まったので、早速入会した。
入会特典でデジタル招待券をもらえたので、先日公開された「ノートルダム 炎の大聖堂」を観に行くことにした。ディズニーオンクラシック、劇団四季と、ここ最近ノートルダム三昧だ。
「ノートルダム 炎の大聖堂」は、2019年4月15日に起こったノートルダム大聖堂の大火災を98%再現したドキュメンタリー映画。監督はジャン=ジャック・アノー。
多くの人から愛されるあのノートルダム大聖堂が燃えていく様と、必死の消火活動に努める消防士たちの勇姿が細かく描かれていた。
当時の映像やその場に居合わせた人たちが撮影した写真や動画を使用したり、完全再現したセットを組み実際に燃やして撮影したり、IMAX認証カメラを使用したりと、かなり臨場感とリアルにこだわった作品になっている。
映像を観ていたらまるでわたしもその場に居たかのような気持ちになり、気がついたらのめり込んでしまっていた。
木造部分が燃え、足場の鉄骨が熱され、使われていた鉛が溶け出す。794年前に建てられた美しき歴史的建造物が、みるみるうちに炎に包まれ次々に崩れ落ちていく姿はあまりにショッキングで辛いものがあった。だが同時に消防士たちの果敢に立ち向かう姿は勇敢でかっこよかった。建物が全壊までいかなかったのも死者ゼロだったのも、鐘楼が無事だったのも(これが落ちていたらと思うとゾッとする)本当に奇跡だしすごいこと。
ノートルダムに関わる人や消防士たちの尽力のおかげで聖遺物や国宝も救出されたとのことでよかった。あの管理の複雑さとアナログさにおいてはかなり衝撃的だったけど…。
2024年4月には再開予定らしいノートルダム大聖堂。まだ一度も行ったことがないので、いつか再建された姿を生で見れたらいいな。