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谷川俊太郎 絵本★百貨展

2023.4.16

東京の立川にあるPLAY! MUSEUMにて開催中の「谷川俊太郎 絵本★百貨展」に行ってきた。谷川俊太郎は、翻訳家であり絵本作家であり詩人であり脚本家である有名なお方。

 

わたしが馴染みのあるものだとスイミーやスヌーピーで有名なピーナッツ、レオ=レオニの翻訳あたり。あとは教科書やNHK教育番組の「にほんごであそぼ」などで谷川俊太郎の世界に触れる機会があった。

 

かっぱらっぱかっぱらった
とってちっていた

かっぱなっぱかった
かっぱなっぱいっぱかった
かってきってくった

 

まるでひらがなが生きてぴょんぴょん飛び跳ねているように感じる。

 

展示も可愛かった。

 

展示の奥には絵本が置いてあって読めるようになっていた。「へいわとせんそう」と「せんそうごっこ」は初めて読んだけど、パッパッと入ってくる選び抜かれたシンプルな言葉とド直球でポップなイラストが、びっしり書き込まれたものなんかよりも遥かに印象的で心に残るものがあった。

ことばってやっぱり面白いな〜とか、もっと自由に文字を扱ってみたいな〜とかそんなことを思って会場を一周した。

 

谷川俊太郎のことばはいつもどこかほっとする。不思議な感覚なのだけれど、芯がありながらふわふわもしていて、あたたかい。優しい空気にほわっと包まれた心地良さがある。

 

お土産売り場にあった「しりとり」という本もかなりイケてて面白かったので買った。そこに出てくる「Chance Operation」はジョン・ケージの用いた偶然性の手法のことだと知った。ジョンケージについては今まで恩師に教えてもらっていた知識があった。まさかこんなところで合流するとは。

 

なんだか運命を感じたので、勢いの任せてスケッチブックに1ページごとにまとめてみた。インプットばかりではよくないのでひとまず書き出して第一段階のアウトプットをすることにしたのだ(第二段階アウトプットは声に出して話してみること)。

そしたら関連する人が芋蔓式に出てきて終わりどころがわからなくなってしまった。

汚いけど、書きながら「おおおお〜」と納得したりおさらいして楽しかった。

 

話は逸れたけど、谷川俊太郎展に行ったのがきっかけで自分のクリエイティブ心がくすぐられたような気がしてよかった。

 

他にも知らない作品が沢山あったから、近々図書館にでも篭って谷川俊太郎のことばに埋もれに行こう。

from 有